メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダが、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は「間違いなく」4年連続でのF1タイトル獲得に向けて突き進んでいると認めた。
これまでずっと、昨年3年連続でF1チャンピオンとなったベッテルが2013年シーズンもほかを引き離してしまうだろうと考えていたというラウダは、『Osterreich(エスターライヒ)』に次のように語った。
「ベッテルとレッドブルはF1で最高の組み合わせだ」
「セバスチャンはまだ(今年の)タイトルを決めたわけではないが、間違いなくそれに向かっているよ」
事実、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは、ニュルブルクリンクで行われたF1第9戦ドイツGPの後、今年はもうベッテルに挑戦できそうにはないと敗北を認めるような発言をしていた。
ラウダはさらに次のように続けた。
「レースでは路面温度が高くなったが、われわれはタイヤをうまくその温度の範囲の中で使うことができなかった」
「それは、今年ほとんどすべてのチームが抱えている、よくある問題だよ」
しかし、ラウダはメルセデスAMGも昨年に比べると大きな前進を果たしており、「いまや、レッドブルに次ぐチームとなった」と語った。
さらに、ラウダはフェラーリのフェルナンド・アロンソについても次のように語っている。
「彼はわれわれと同じ問題を抱えている」
「みんなも知っているように、フェルナンドはまだあきらめてはいない。だが、残念なことに今シーズンはタイヤの問題によって左右されてしまっているんだ」