ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが7日(日)、F1第9戦ドイツGPにおいて、ザウバーとの契約を解除したとの報道されたことに対し、これを否定しなかった。
現在、財務的に危機的な状況に陥っているザウバーが、5月以降ヒュルケンベルグに対する報酬の支払いをストップしていることはすでに明らかになっていたが、7日(日)にはヒュルケンベルグが今年はザウバーでレースに出続けるだろうとの記事も出ていた。
だが、新たに報じられたところによれば、ヒュルケンベルグと彼のマネジャーであるベルナー・ハインツは、ザウバーが契約に違反したとして、その契約を解除したという。これにより、ヒュルケンベルグはいつでもザウバーを去ることが出来ることになる。
ニュルブルクリンクでささやかれていたうわさによれば、ハインツはすでにロータスとの交渉を進めていると見られている。また、ヒュルケンベルグはかねてより、いずれはフェラーリへ移籍するのではないかとも考えられていた。
7日(日)に、契約に関するうわさについて尋ねられたヒュルケンベルグは、ザウバーとの契約を解除したということを否定しなかった。ヒュルケンベルグはドイツの放送局『Sky(スカイ)』に対し、次のように語った。
「残念ながら、契約に関する細かいことについては話せないし、話すつもりもないよ」
だが、ヒュルケンベルグは次のように付け加えた。
「もちろん、僕は自分の将来を大切にしなくてはならない。(そのために)できないことや、してはいけないことなんて何もないよ」