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アロンソのダメ出しを受け入れるフェラーリ

2013年07月02日(火)11:03 am

フェラーリの代表を務めるステファノ・ドメニカリは、2013年型車の開発の遅れに疑問を呈したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を注意しようとはしなかった。

アロンソは、F1イギリスGPの予選で10番手に沈んだものの、決勝では怒涛(どとう)の追い上げを見せ、見事3位表彰台を獲得している。ドライバー選手権で首位を行くセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がギアボックスの故障でリタイアしたこともあり、アロンソは徐々に開き始めていたベッテルとのポイント差を縮めることに成功している。

アロンソはレース後、「今週末のペースは十分ではなかった」と述べている。

これに先立ちアロンソは、マラネロのファクトリーで行われている開発が遅れ気味にある傾向を指摘していた。

「フェルナンドの分析に、わたしも同意見だ」とドメニカリはイタリア紙『La Stampa(スタンパ)』に述べた。

「クルマをより悪くしてしまった」

「今はすべてのデータを分析し、後退してしまった原因を見つけて解決策を打ち出す必要がある」

さらに、「ドライバーは心理的に難しい立場にあるから、彼らを安心させることが重要だ」とも語っている。

また、ドメニカリは、シルバーストンのフリー走行も含め、最近のレースで複数回のクラッシュを喫しているフェリペ・マッサ(フェラーリ)を擁護した。これらのアクシデントがマッサの2014年フェラーリ残留を難しくしているのではないかと指摘する者もいるが、ドメニカリはマッサについて次のように語った。

「彼はチームの信頼を感じる必要がある。そうすれば、次のレースですべてが完ぺきに行くだろう」

「プレッシャーをかけることは、ドライバーにとっても、そしてチームにとっても良いことではない」

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