ドイツの『Bild(ビルト)』紙によると、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が財政危機に陥っているザウバーの犠牲者になっているという。
6月30日(日)には、ヒンウィルに拠点を構えるスイス国籍チームのザウバーが資金不足に陥っており、競争力に欠ける今季型車両であるC32の開発も停止し、さらに納入業者への支払いも遅延されることになると報じられていた。
スイスの『Blick(ブリック)』紙は、ザウバーは、新たなスポンサーが契約にサインしてくれることを心底期待していると報道。その新スポンサー候補とは、ロシアの天然ガス会社であるガスプロム社だと考えられている。
さらに、『Bild(ビルト)』の記者であるヘルムート・ウールと、ニコラ・プールは、ドライバーのヒュルケンベルグに対し、5月分の報酬がまだ支払われていないと書いた。
ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンはこれを認め、次のように語っている。
「それは事実です。私たちは現在困難な状況にあります」
「ですが、再びそこから抜けだし、どんなことがあろうと、今シーズンの最後までここにとどまるでしょう」