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F1イギリスGP表彰台インタビュー

2013年07月01日(月)1:00 am

F1第8戦イギリスGPはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が優勝。マーク・ウェバー(レッドブル)が2位、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が3位に入った。

【結果】F1イギリスGP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数

表彰台では、1996年のF1チャンピオンであるデーモン・ヒルが、表彰台に上った3人にインタビューを行った。

ニコ・ロズベルグ
ヒル:世界中のF1ファンの皆さん、シルバーストンに集まったF1ファンの皆さん、今日はなんて素晴らしいイベントだったのでしょうか。モーターレースが故郷に帰ってきました。素晴らしいレースを見せてくれたドライバーたちのおかげです、大きな拍手を送ってください。

ヒル:ニコ、周りではタイヤがバーストし、壊れていくクルマもある中で、冷静さを維持していたね。イギリスGPに勝った感想は?

ロズベルグ:素晴らしいよ。何よりも、僕たちのファクトリーがとても近くにあることが素晴らしいね。僕たちのチームは最高な働きをしてくれた。シーズンを通じて、常に進化してきた。予選では圧倒的に速くて、レースでの速さも増してきた。今日はレースで最速のクルマと同等だったしね。

ロズベルグ:だから、僕にとっては特別な1日だった。チームで働く1人1人のおかげだよ。チームメンバーの多くがグランドスタンドで見てくれているといいんだけどね。みんなのおかげだよ、本当にありがとう!

ヒル:劇的なレースだったね。前に2人いて、序盤にルイス(ハミルトン/チームメート)が脱落したときは、イギリスのファンにとって残念な瞬間だった。その後、君はランキング首位のセバスチャン(ベッテル/レッドブル)を攻めたて、彼のクルマにトラブルが起きた。あの瞬間の心境は?

ロズベルグ:ルイスのことは、イギリスのファンにとって残念だったと思う。母国ファンの前で最高なレースをしていたんだからね。とても残念だよ。でも、レースではこんなことも起こるものなんだ。

ロズベルグ:セバスチャンの時には、正直に、ウソをつかずに言うと、残念だとは思わなかったよ(笑) それからは最高なレースだった。

マーク・ウェバー
ヒル:マーク、君はこのあたりの出身じゃないけど、まるでそんな感じ(の歓声)だね。イギリス人ドライバーが序盤で脱落して、君も後退したけど、ものすごい走りだった。スタートに失敗したときには、すべて終わりだと思った?

ウェバー:スタートで何が起きていたのか分からない。この数レース、スタートはよくて、通常に戻ったと思っていた。原因を探らないとね。その後、グロージャン(ロマン・グロージャン/ロータス)だと思うけど、1コーナーで彼が僕のフロントウイングを壊した。だから第1スティントは厳しかったけど、チームのみんなが素晴らしい働きでピットストップの時に交換してくれた。そこからレースを取り戻していった感じだね。

ウェバー:多くのクルマがタイヤに問題を抱えて、それに助けられた面もある。ありがたいことに、僕たちにはタイヤの問題が起きなかったしね。いいレースだった。戦略はよかったし、もう数周ニコを攻めたかったけど、彼は勝利にふさわしいよ。彼は今日ずっと速くて、ちょっとした運にも味方された。だから、2位には満足しているし、チームも素晴らしい働きをしてくれた。F1でイギリスのファンを前にして走るのは最後だけど、ありがとう!

ヒル:みんなもっと君の走りを見たいと思っているよ。

ウェバー:次のレースで勝てたらいいね。次のレースがどこの国なのか分からないけど、勝てたらいいね。

フェルナンド・アロンソ
ヒル:フェルナンド、君の走りも見事だった。2回目のセーフティカーで後退し、その後みるみる順位を上げていった。素晴らしい走りで表彰台圏内まで戻ってきたね。

アロンソ:僕たちにとってはいいレースだった。最後のセーフティカーで6つ順位を落としていたんだ。でも、全体的に見れば、ラッキーなレースだったと思う。タイヤにトラブルが起きたドライバーもいたけど、僕たちには起きなかったからラッキーだね。ニコが言ったようにセバスチャンにもトラブルがあったけど、僕たちは幸運なことにポイントを取り戻せた。いい日曜になったね。全チームを応援してくれた素晴らしいファンに、いいショーを届けられていたらうれしいよ。

ヒル:タイトル争いでは、セバスチャンとのポイント差を縮められたけど、チャンスが広がったと思う?

アロンソ:それについては複雑な心境だね。ポイント差を縮められたのはうれしいけど、今週末はペースが十分じゃなかった。何ポイントか取り戻せたけど、やるべきことは多い。でも、チームを信頼している。僕たちは一致団結していて、厳しい週末を過ごしても、次のことを考えるんだ。

ヒル:セルジオ・ペレス(マクラーレン)の背後を走っているときに、彼のタイヤがバーストしたけど、あの瞬間にどう思った?

アロンソ:実は危ない瞬間が2回あった。セルジオの時は、とても怖かった。1センチの差で接触を避けられたよ。それに、スタート直後の1コーナーでもフロントウイングを壊しそうになっていた。今日は危ない瞬間がたくさんあったけど、明日からはドイツでのレースに取り組んでいく。

ニコ・ロズベルグ
ヒル:ニコ、今季2勝目を記録してドイツに凱旋(がいせん)だね。しかも、ドイツメーカーのメルセデスに乗っている。

ロズベルグ:ここでチームの母国レースを戦ってから2つめの母国レースに迎えるなんてね。ありがたいことに、僕には母国レースが2つあるんだ。1つめのモナコでは勝つことができて、これからニュルブルクリンクで2つめの母国レース。とても特別なことで、ドイツ人としてニュルブルクリンクでシルバーアローに乗れることを心から誇りに思っている。ニュルブルクリンクでもいい成績を残せると思う。

ヒル:流れが変わってきているよね。君たちのクルマは決勝で速く、タイヤのデグラデーションも悪くない。ここでレッドブルに対してタイトル争いの流れを変えられたと思う?

ロズベルグ:まだそれについては何とも言えない。でも、チームが素晴らしい働きをしたのは間違いない。冬の時点ですでにとても速いクルマになっていた。それは予選を見れば分かる。そして、タイヤの使い方がうまくなってきたんだ。そのおかげで、今ではレースに勝てるようになっている。素晴らしいことだね。

ヒル:タイヤの問題を伝えられながらレースを続けることについては、どう思っていた?

ロズベルグ:調査しないといけない問題だね。今日は(トラブルが)多すぎた。僕にも起きていたしね。セーフティカーが有利に働いてくれたけど。

【順位表】F1イギリスGP終了後ランキング
【写真】F1イギリスGP土曜日(全30枚)

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