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F1タイヤの混乱を酷評するベルガー

2013年06月17日(月)9:38 am

F1タイヤを取り巻く状況の打破はもはや不可能とお手上げ状態のピレリに、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーはあきれている。

2013年仕様は性能低下が激しいとの批判を受けて改良型を試作したピレリだったが、13日(木)に自らの意思とは裏腹にF1タイヤ変更を行わないと発表した。

同社の声明によると、荒天に見舞われたF1カナダGPで試作タイヤのテストが中途半端に終ったことが理由のひとつにあげられている。しかも、「タイヤの仕様変更に際して、全チームの同意が得られなかった」というのだ。

現役引退後、数年前までレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソの共同オーナーを務めたベルガーは、母国オーストリアの新聞とのインタビューでタイヤの状況について感想を求められ、次のように答えている。

「こんなの受け入れられないね」

「何度でもノーといってやるよ。チームは風洞やエンジンに何百万ドルも金をかけている。なのに、誰がいちばん前を走るか最終的な決め手となるのはタイヤメーカーなのかい?」

「こんなの間違っている」

「私が見たいのはほんとうのレースだ。最高のチーム、最高のドライバーがトップを走るべきだよ。メインの役割を果たすのはコース上の争いであって、タイヤじゃない」

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