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ピレリ、全チームの同意得られずタイヤ変更見送り決定

2013年06月16日(日)12:20 pm

ピレリは第8戦イギリスGP(6月30日決勝)から投入予定だった改良されたタイヤについて、全チームの同意が得られなかったため、導入を見送ることを正式に発表した。以下、ピレリのプレスリリース。

ピレリは、今後の3戦、イギリス、ドイツ、ハンガリーグランプリ用のP Zeroコンパウンドを発表しました。ピレリが当初予定していたタイヤ構造への変更は行われません。この決定は、雨の影響によってカナダでの金曜フリー走行に持ち込まれた新型タイヤのテストが十分に行うことができなかったことと、タイヤ構造変更について全チームの同意が得られなかったことによるものです。代替策として、タイヤ製造工程における変更によってデラミネーション問題の解決を図ります。

イギリスグランプリには、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されています。ピレリのタイヤレンジで最も硬い組み合わせは、シルバーストン・サーキットの高い負荷に最適に対応します。

ドイツには、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトが選択されています。ニュルブリクリンクは、多様なスピードとコーナー、さらにヘビーブレーキングエリアが存在するサーキットです。舗装路面が非常にスムーズなので、タイヤによる高いメカニカルグリップが必要になります。さらに、非常に変わりやすい天候状態も加わるため、ソフトとミディアムが象徴的なドイツのトラックに最適な選択です。

ハンガリーには、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムコンパウンドを持ち込む予定です。

ハンガリーは、カレンダー中で最も低速な常設トラックですが、高速で流れるようなトラックよりもタイヤの動きが激しくなるツイスティなレイアウトのため、タイヤに大きな負荷を課します。今年のコンパウンドは昨年よりも全体的に軟らかくなっているため、しばしば高くなる気温への対応も含め、ハードとミディアムが、ハンガリーのトラックへのベストな選択となります。

レギュレーションにより、通常の条件下において、各チームには、6セットの硬い方のコンパウンドと5セットの軟らかい方のコンパウンドがレース週末に供給されます。ピレリは、ダンプコンディション用のCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤ(ドライバーあたり4セット)とCinturatoブルー・レインタイヤ(ドライバーあたり3セット)も各レースに持ち込みます。

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