ウィリアムズは2014年からメルセデスエンジンに移行するが、これが若手ドライバーのダニエル・フンカデラにとっても朗報になるかもしれない。
22歳でスペイン人のフンカデラは、HRTでチーム代表を務めていたルイス・ペレス・サラの甥にあたり、2013年は、メルセデスからDTMに参戦するかたわら、メルセデスAMGの開発ドライバーも務めている。
ウィリアムズは、メルセデスとの契約を発表する以前の5月に、カザフスタンの投資会社TAKグループと首都アスタナのプロモーションを目的としたスポンサー契約を結んだ。
フンカデラもアスタナのスポンサーを受けている。
スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』は、TAKグループのアルチュール・アルダヴィシュスの次のような言葉を伝えている。「メルセデスAMGに特別なトレーニングなしで入るのは難しい」
「従ってアスタナは、ダニがウィリアムズで成長し経験を積んで、メルセデスAMGのF1ドライバーになる準備をすることを望んでいる」
こうしたスポンサーの意向が通れば、7月にシルバーストンで行われる若手ドライバーテストで、フンカデラがウィリアムズから出走する可能性もある。
しかし『Marca(マルカ)』は、フンカデラ本人はこうしたうわさを否定し、アルダヴィシュスのコメントに「驚いた」と話していると伝えている。