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F1第5戦スペインGPフリー走行3回目、詳細レポート

2013年05月11日(土)19:30 pm

2013年F1第5戦バーレーンGPが5月11日(土)、カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間18時)から行われたフリー走行3回目でフェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップになった。

【結果】F1第5戦スペインGPフリー走行3回目、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温18℃。路面温度は22℃。昨日のフリー走行1回目は雨に見舞われたバルセロナだが、今日は多少の雲はあるものの、雨の心配はないようだ。グリーンライトの点灯とともに、各車がオレンジ色のラインが施された硬めのハードタイヤを装着してコースに入っていく。

序盤はメルセデスAMG勢が積極的にロングラン(レースを想定して一度に多くの周回を行うこと)を行って周回を重ねているが、その他の上位チーム勢には大きな動きは見られない。

開始20分。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分23秒920をマークしてトップに立つが、その直後にキミ・ライコネン(ロータス)がそのタイムをコンマ2秒ほど更新。さらには同じロータスのロメ・グロジャンがライコネンのタイムを100分の5秒短縮してトップに立った。これからしばらくは順位の入れ替わりが多くなりそうだ。

開始25分。地元スペインのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分23秒006でトップに。チームメートのフェリペ・マッサは4番手タイムを出している。ここまでの上位勢のタイムはいずれもハードタイヤでのものだ。

開始30分。ほかのチームとはコースインのタイミングをずらしてきたマクラーレンの2台がタイムアタックを行う。ジェンソン・バトンは9番手タイムをマークするが、セルジオ・ペレスのタイムは伸びず、22番手タイムでコントロールラインを通過する。

ペレスは無線でチームに対し、フロントの左サスペンションに違和感があると伝えている。リプレイ映像には、最終コーナーの縁石に乗った瞬間に、ペレスの左フロント部分から何らかのパーツがはずれてしまった光景が映し出された。

開始35分。ここまでロングランに徹(てっ)していたメルセデスAMGの2台がピットへ戻ってくる。ルイス・ハミルトンは13周、ニコ・ロズベルグはこの時点で最多となる16周を消化している。

残り20分。アロンソが白の識別カラーが施された軟らかめのミディアムタイヤを装着してコースに出てきた。まずは1分22秒254をマークしてトップに立つ。同じくミディアムに履き替えたメルセデスAMG勢もタイムアタックに臨み、ハミルトンがアロンソにコンマ6秒弱遅れの2番手、ロズベルグが3番手に上げてきた。

残り10分。ライコネンもミディアムタイヤに履き替えてのタイムアタックを開始。1分21秒907をたたき出してトップに立った。その後ほかのチームも続々とミディアムでのタイムアタックを始め、まずはマーク・ウェバー(レッドブル)がほかの遅いクルマをかきわけながらの走行ながら、2番手タイムを刻んできた。

残り5分。フェリペ・マッサ(フェラーリ)がライコネンのタイムを更新する1分21秒901をマークしてトップに上がってきた。セッション終盤はほぼ全車がミディアムタイヤでのタイムアタックに臨んでゆくが、コース上にクルマがひしめきあう状態となり、なかなかクリアな周回を行うことが難しくなっている。

残り2分を切った時点でペレスが最後のアタックに臨んでゆく。だが結局タイムを伸ばすことができず、14番手に沈んでいる。チームメートのバトンも12番手と、ここまでのところ、このスペインGPでもマクラーレンの反撃は難しそうな雰囲気だ。

結局このままセッションが終了。トップ10の顔ぶれは、フェリペ・マッサ(フェラーリ)を先頭に、2番手キミ・ライコネン(ロータス)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)、4番手ロメ・グロジャン(ロータス)、5番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、6番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、7番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、8番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、10番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)となっている。

【写真】F1スペインGP金曜日(全30枚)

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