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F1第5戦スペインGPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年05月10日(金)19:02 pm

2013年F1第5戦バーレーンGPが5月10日(金)、カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km)で開幕。現地時間10時(日本時間17時)からフリー走行1回目が行われ、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップになった。

【結果】F1第5戦スペインGPフリー走行1目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は雨。気温17℃。路面温度は18℃。今シーズンのF1もここからヨーロッパラウンドへと移行してゆく。多くのチームがここスペインには大幅な改良パーツを持ち込むことを予定しており、ここからまた勢力図が変わってくることも少なくない。そういう意味でも注目のグランプリとなりそうだ。

雨とはいってもほとんど霧雨のような状態だが、路面はまだかなりぬれており、ドライ用タイヤでは厳しい状態。まずは各車ともウエットタイヤ、あるいは浅溝のインターミディエイトタイヤを装着し、クルマや各システムの作動状況をチェックするためのインストレーションラップに出てゆく。

開始15分。ほぼすべてのクルマがインストレーションを終えているが、まだマクラーレンの2台だけが一度もコース上に姿を現していない。このころニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が初めての計測ラップを行う。タイムは1分51秒644。タイヤはインターミディエイトだ。ヒュルケンベルグはその後も周回を続け、1分48秒5までタイムを上げてゆく。

開始20分。セルジオ・ペレス(マクラーレン)が初めてコースに入ってゆく。そのペレスがピットへ戻ると、サーキットはしばしの静寂に包まれる。

F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、このスペインGPに、若干の修正を加えた新しいハードタイヤを持ち込むとともに、金曜フリー走行にはプロトタイプのハードタイヤを1セット追加支給しているが、残念ながら、現時点ではそれらのタイヤを使える状態ではない。

セッションが中間点に近づいた開始42分に、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分43秒630のトップタイムを記録。このころから路面の状況も少しずつ改善されてきたことに加え、空気抵抗低減システムであるDRS(可変リアウイング)の使用が認められたこともあり、順位もめまぐるしく変動し始めた。

残り30分となった時点でのトップはアロンソ。タイムは1分38秒732まで上がってきている。この時点で、これまで動きのなかったマクラーレンのジェンソン・バトンが初めてコース上に姿を現した。

残り20分。ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が1分36秒159をマークしてトップに立つ。路面はだいぶ乾いてきてはいるが、ここまではまだ全車がインターミディエイトだ。

残り18分に差し掛かるところで、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)が追加支給されたハードタイヤを装着してコースに出てきた。ベルニュは1分34秒710を記録してトップに立つ。もうコースはドライタイヤで行ける状態となってきているようだ。ほかのクルマも続々とハードタイヤへ履き替えてコースへと出てゆくが、オレンジ色の識別カラーが施された通常のハードタイヤで出てゆくドライバーのほうが多い。

セッション終盤は全車がハードタイヤを装着してのタイムの出し合いという形になり、順位が大きくシャッフルされてゆく状態となったが、最後に再びアロンソがトップに立った時点でセッションが終了時刻を迎えた。アロンソのタイムは1分25秒252だった。

フリー走行1回目のトップ10は、トップにフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、2番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、3番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、4番手ロメ・グロジャン(ロータス)、5番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、6番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、7番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、8番手キミ・ライコネン(ロータス)、9番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、10番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)という顔ぶれだった。

唯一マクラーレンのジェンソン・バトンだけがタイム計測を行わないままセッションを終えている。

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