不振の続くマクラーレンは、約1か月後のスペインGP(5月12日決勝)に照準を合わせている。
「曲がり角に来ているとしても、長いコーナーだね」とジェンソン・バトン(マクラーレン)はF1中国GP(4月14日決勝)予選後に話している。
中国に改良パーツを持ち込んだマクラーレンだが、バトンは記者らに「小さな前進はあったけれど、願っていたほどではなかった」と明かした。
予選Q3に進出したバトンに対し、チームメートのセルジオ・ペレスはトップ10に入ることもできなかった。
「クルマがあまり信頼できないんだ」と金曜フリー走行でクラッシュしたあとペレスは認めている。
「分からないことだらけだよ。どっちの方向に向かっているのか分からないんだ」
次のF1バーレーンGP(4月21日決勝)は翌週開催のため、状況が劇的に改善する見込みはない。その代わりマクラーレンは、舞台がヨーロッパに戻るF1スペインGPを目標に開発を進めている。
「あまり前進はしていない」とチーム代表のマーティン・ウィットマーシュは予選後に話している。「われわれのマシンの速さは4番手か5番手だ」
「今、スペインに向けて改良パーツを用意してある。それで前進できるはずだ」