今季からザウバーのドライバーとなったニコ・ヒュルケンベルグが、先週末に開催されたF1マレーシアGPで8位にとどまったことは「受け入れられない」と語った。
昨年在籍していたフォース・インディアから、今季ザウバーへと移籍したヒュルケンベルグ。ザウバーでの初レースとなるはずだった開幕戦オーストラリアGPでは、レース開始90分前に燃料タンクに重大な問題が発生したことで、レース出走を断念せざるを得なかった。
だが、続く第2戦マレーシアGPにおいては、チームメートのルーキードライバー、エステバン・グティエレスよりも4つ上の8位でレースを終え、4ポイントを獲得。ヒュルケンベルグ自身もそれについて「とても満足だ」と語っていた。
しかし、スイスの『Blick(ブリック)』紙、およびドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、ヒュルケンベルグは決勝レースでゴールラインを越えた後、チームに対して今回の結果は「受け入れられない」と伝えていたという。
両紙は、そのときヒュルケンベルグが無線を通じてチームに語った内容を次のように紹介した。
「ありがとう、みんな。でも、もっといろんなところを改良しないとだめだ。これは受け入れられないよ」
『Blick(ブリック)』はさらに、ヒュルケンベルグが次のように付け加えたと書いている。
「フェラーリやロータス、それにマクラーレンと同じスピードで走っているとすぐにタイヤがだめになってしまうんだ」
「データも感触もたくさん得たし、正しい結論を導き出させることを期待しているよ」
また、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』も同様に、ヒュルケンベルグの次のような言葉を引用した。
「まだいくつかの部分で差があるね。このクルマはまだ靴みたいにぴったり合っていないよ」