NEXT...F1開催スケジュール

バルセッキ「下位チームで走るより、ロータスのリザーブのほうがまし」

2013年03月11日(月)9:51 am

F1直下のカテゴリーGP2王者のダビデ・バルセッキは、F1で最下位争いをしているチームのレースドライバーになるより、ロータスのリザーブドライバーになったほうがましだと主張している。

昨シーズンのGP2の順位表を見ると、タイトル争いでバルセッキに敗れたドライバーたちが次々と2013年シーズンのF1シートを獲得していることが分かる。エステバン・グティエレスはザウバー、マックス・チルトンはマルシャ、そしてギド・ヴァン・デル・ガルデはケーターハムのレースドライバーの座を見事射止めたのだ。

その一方で、スポンサーの数で劣るバルセッキの元には複数チームからレースドライバーのオファーがあったものの、チームが求めるスポンサーシップの条件を満たすことができず、今季はロータスのリザーブドライバーになることを決めた。

ロシアのウェブサイト『f1news.ru』から、ロータスのリザーブドライバーとしての新たな役割を楽しんでいるかと聞かれたバルセッキは、「素晴らしいよ」と答えた。

「去年、GP2のタイトルを獲得し、いまF1で最初の一歩を踏み出した」

「キミ・ライコネン(ロータス)からできる限りたくさんのことを学ぶつもりさ。そして、来シーズンはチームから選んでもらえるようなレースドライバーになりたいと思っている」と心境を語った。

また、昨季GP2のタイトル争いで勝ったグティエレス、チルトン、そしてヴァン・デル・ガルデらライバルたちが自分より先にF1でレースドライバーのシートをオファーされたことにがっかりしているか、と問われたバルセッキは笑顔混じりで「良い質問だね!」と答えてみせた。

「そんなことはない。僕にはレースするチャンスがなかっただけさ。ロータスのリザーブが僕にとって唯一のチャンスだった。だからロータスには感謝しているよ」

「GP2の仲間には、今季マルシャやケーターハムでレースする者もいる。そうするにはまず、ばく大な資金がいるけど、(母国の)イタリアでは不可能なんだ」

「次に、ロータスは最高のチーム。トップチームだからね」

「下位チームでレースするか、あるいは将来につながる可能性のあるロータスでリザーブドライバーを務めるのか、どちらがいいかと聞かれたら、間違いなく後者を選ぶだろう」とバルセッキは強調した。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック