シャルル・ピックがマルシャからケーターハムへ移籍した背景には、ケーターハムとルノーの関係があった、と元F1ドライバーでピックのマネジメントに携わっているオリビエ・パニスが明かしている。
下位チームであるマルシャに所属していたピックがケーターハムへ移籍するとのニュースは、驚きをもって受け止められていた。
パニスはロシアのウェブサイト『f1news.ru』へ次のように語っている。「マルシャとの提携に心から満足している」
「しかし、将来的にはきちんとしたパートナーがほしいと思っていたが、ルノーのような、我々が何年も望んできたような企業がこちらとの提携を求めてきたら、ノーと言うはずがないだろう」
「これが主な理由だよ」
その一方でパニスは、経験豊富なヘイキ・コバライネンを放出したケーターハムで新人のギド・ヴァン・デル・ガルデとタッグを組むことをピックは喜んでいると話す。
「昨年、シャルルはティモ(グロック)から多くを学んだ。だから、(チームメートの経験値は)それほど重要ではないと思う」
パニスの言葉を裏付けるように、ピックは「個人的に、僕は気にしていない。経験豊富なチームメートでもいいけれど、ギドが相方でうれしいよ。彼も、自分の力を見せるチャンスを手にするべきタイミングだと思うしね」と話している。