レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ドライバーのマーク・ウェバーとモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコとの間の確執を重大なものと認識してはいないようだ。
3年連続F1世界チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルの方にレッドブルが重きを置くのは、ウェバーの安定性に欠ける実力に由来するものだとマルコは先日にほのめかした。
これに対して、「長い間」自分がマルコの「構想」に含まれていないのは明白な事実であると、3日(日)に開かれた新車発表会の場においてウェバーは反論した。
マルコのベッテル偏重発言とそれに対する自身の反応に関して質問されたウェバーは、「僕が100パーセントのサポートを必要としていることを彼らは知っている」と前置きをした上でこう答えた。
「90パーセント(のサポート)ではF1チャンピオンになどなれるはずがない。100パーセントでなくては駄目なんだ。僕たちはこれが実現可能な状態で2013年シーズンに臨もうとしており、僕はそのことに満足している」
一方のホーナーは、マルコの発言の裏にはレッドブルが現在のドライバーラインアップに「満足」していないとの意味が含まれているわけではないと語りつつ、次のように続けた。
「マークに対して不満を抱いているのであれば、彼と契約を延長するわけがない」
「周知の通り、ヘルムートの発言は時として手厳しいものになり過ぎることがある。しかし彼には発言権が当然あり、それはしばしば誤解を招くことがある」