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コスト削減こそがF1の最大の試練だとザウバー

2012年12月17日(月)9:32 am

ザウバーチームのオーナー、ペーター・ザウバーは現代のF1が直面する最大の試練は経費の削減だと指摘し、予算制限がこの問題に対して最も有効な対策であると考えている。このように、イギリスの『AUTOSPORT(オートスポーツ)』が報じた。

2012年F1シーズン中盤、自身の名前を冠したチームの代表から退いたばかりのザウバーは、『AUTOSPORT(オートスポーツ)』に次のように語っている。

「今最も大きな試練は商業面にある、それはザウバーだけじゃなくて一部の大きなチームにとっても同様だ」

「F1には金がかかりすぎている。これは深刻な事実だよ」

ザウバーは交渉が行われているスピードに不満を抱いており、ビッグチームに対しても問題を認識していち早く改革を行うよう提言してきた。

「交渉は“遅い”というよりも、さらに遅いスピードで進んでいる。大規模なチームにも何かをしなければいけないと危機感を持ってほしいのだが、そこがなかなか難しい」

ザウバーチームはもう長い間予算制限を支持してきた。

2009年に当時のFIA会長のマックス・モズレーが3,000万ポンド(約40億円)の予算制限を提案したが、すぐに4,000万ポンド(約54億円)まで引き上げられた末に、結局破棄された経歴がある。

「われわれは予算制限には大賛成です」と、現在ザウバーのチーム代表となっているモニシャ・カルテンボーンもシーズン初めに語っている。

「予算制限をするのが正しい方向ですし、それに向けて段階的に導入されるべきだと思います」と付け加えていた。

予算制限等の対策は、F1各チーム、最高権威のバーニー・エクレストン、そして統括団体のFIA(国際自動車連盟)がシーズンを通して交渉を続け、最重要案件として位置づけられている。

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