F1になくてはならないチーム対F1最高の権力者。フェラーリとバーニー・エクレストンの間で発展した口論に、統括団体FIA(国際自動車連盟)ジャン・トッド会長はいたって冷静だ。
エクレストンとフェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロは先週、2012年F1最終戦ブラジルGP決勝中に出された黄旗をめぐり、論争を展開。あげくにモンテゼモーロは、エクレストンのような年寄りにF1を任せられないとまで言っている。
これについてトッドは、イタリア『ANSA通信』にこう話した。「両者の問題について、いずれ常識的な方法で手をつけるつもりだ」
空力に頼りっぱなしのF1を何とかしろ、テスト回数を増やせといったフェラーリの主張に対してトッドは、こう答える。「今年はフェラーリにとってすばらしいシーズンだった。来季はさらによい年になると確信している」