マクラーレンは、2012年をもっての契約満了を迎える前に、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とメルセデスAMGのエンジニアが話し合いの場を設けることを許可すると見られている。
ハミルトンとマクラーレンとの間で交わされている契約は今年の12月31日までだとされているが、『Sun(サン)』や『Express(エクスプレス)』に代表されるイギリス各紙は、マクラーレンとの契約期間中にもハミルトンとメルセデスAMGが話し合いの場を持つだろうと報道した。
この件について、ハミルトンは次のように認めている。
「より高度な技術的問題に関する話はしないと思う。でもマーティン(ウィットマーシュ/マクラーレンのチーム代表)は、僕と(メルセデスAMGの)メンバーとが話すことを許してくれたんだ」
「勝つために全力を注ぐことを決意したメンバーたちに会うのが楽しみだよ。彼らが常勝ではなくなってしばらく経(た)つからね」
開幕戦に予定されているF1オーストラリアGP(3月17日決勝)前までに「やるべきことがたくさん」あるとハミルトン自身は強調してはいるものの、実際ドライバーにできることはコックピット内の事項に限られているのではないかとの辛らつな言葉がある記者から投げかけられた。
これに対してハミルトンは「決してそんなことはないよ」と前置きをした上で、「あまり大げさなことを言う必要はないけれど、自分にできることは十分理解しているつもりだよ。そうは言っても、それは来シーズンの半ば以降でないと効果が表れないと思うけどね。でも2014年型のマシンについては、より多くのことが可能なのは間違いないだろうね」と返答した。
しかしハミルトンは、メルセデスAMGとの契約期間をすぐに楽しめるようになるだろうと前向きな姿勢を見せている。
そしてハミルトンはこう続けた。「ここ(マクラーレン)で僕が参加しているPRイベントと比較して、その量が3分の1ほどになるといいな」
「4分の1になればもっとうれしい」
「トレーニングや準備に費やす時間がもう少し増えることを願っているよ」