ロメ・グロジャンがロータスから解雇されるかもしれないという、うわさをチームオーナーのジェラルド・ロペスは否定した。
F1最終戦ブラジルGP予選で、ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)とまたしても接触したグロジャン。また、決勝ではぬれた路面でスピンして早々とリタイアしている。インテルラゴスのパドックでは、それ以前からグロジャンの来季危うしとささやかれていた。
理由はふたつある。ひとつは2012年シーズンで、グロジャンが出場停止など大荒れに荒れたこと。さらにもうひとつは、チームメートのキミ・ライコネンが早々に2013年の契約を決め、発表されたことだ。
ロータスを所有する投資会社ジェニイ・キャピタルのオーナー、ロペスはこんなことを語っている。「まだ話は完結していない。交渉は続いている。決定はシーズン終了後に下される」
フランス『RMC Sport(RMCスポール)』がグロジャンの処遇について質問したところ、ロペスはこう答えている。「それは今の話題にふさわしくないね。今は座って話し合い、互いにどうするか考えるべきだ」
インテルラゴスのパドックでは、2013年のためにロータスは名の通ったドライバーを探しているといったうわさが立っていた。昨年までのラリー活動から一転、ライコネンをF1復帰させたのと同じ考えだ。
何度となくあがっている名前は、ロバート・クビサだ。才能あふれるクビサだが、本人も認めるとおり、まだフォーミュラカーを運転できるほど怪我から回復していない。
また、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、ロペスは、「いま“キミ”は手放さないよ」ということだった。