フェラーリのフェルナンド・アロンソは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されたF1アメリカGP決勝で、7番手からスタートし、3位になった。
フェルナンド・アロンソ
「今週末は厳しい状態だったから、最終的に表彰台へ上ることができたのは期待以上の結果だったよ。レッドブルやマクラーレンに対抗できるだけの速さはなかったから、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)に対して3ポイントを失っただけというのは実際のところいい贈り物だ。もっと悪い結果になることもありえたけれど、これで(今週末の最終戦が行われる)ブラジルのサンパウロには最後まで(タイトル獲得に向けて)戦うチャンスを残したまま向かうことができる」
「数字的には、チャンスはそれほどないだろうね。多分25パーセントかそこらかな。でも、本音では、それよりももっとチャンスはあると思っているよ。インテルラゴス(ブラジルGP)では何が起こっても不思議ではないし、(クルマの)信頼性がどれだけ重要になるかあらためてわかったわけだしね。それに、雨が降る可能性だってあるし、ウエット状態でのレースになればかなりのリスクを伴うことになるけど、僕たちには何も失うものがない」
「もちろん、もしドライの状態で普通のレースになれば、レッドブルが(予選で)前に行くことになるだろうし、僕たちはせいぜい3列目か4列目だろうね。だから、予期せぬことが起これば起こるほど、それは僕たちに味方してくれるはずさ」
「フェリペ(マッサ/チームメート)のギアボックス交換に関する決定? それはチームの判断だったけれど、僕はそれに満足しているよ。正しい判断だったことは明らかだった。こういう環境に置かれたとき、みんなが同じことを言うかどうかはわからないけれどね」
「スタートはとてもよかったし、第1コーナーでもうまくやれた。実際、今シーズンの後半では最初の数百メートルで何度も順位を上げてきているよ。その後は表彰台を獲得するのに十分な速さはあったけれど、前の2台と争えるほどではなかった。ピットストップは完ぺきではなかったよ。今シーズン初めてじゃないかな。次の日曜日ではレースの間中全部のピットストップで完ぺきを期さないとね!
「マッサは今週末ずっと素晴らしかったね。予選では3つのセッションすべてで僕よりも速かった。インテルラゴスでもこの調子を保ってもらわないとならないよ。またすごい強敵との戦いになるからね。勝利を得るためにはチーム一丸となって戦う必要があるんだ」