昨年の同時期と比較すると、今年のF1はピットストップの回数が204回減少している。これはドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたものだ。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、昨年の開幕戦から第18戦までのピットストップの合計が1,058回であったのに対し、今年は854回にとどまっていることを指摘。その原因として、全体的にタイヤコンパウンドは軟らかくなったものの、各レースにおけるピレリのタイヤ選択が保守的になったためだと結論づけている。
F1ジャーナリストのミハエル・シュミットも「ピレリがより安全に進めている」と述べた。
なおピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは「インドとアブダビで使用したタイヤはいささか硬すぎたように思う」と話し、次のように続けた。
「来年は修正されるだろう」
「マシンが生み出すダウンフォースが増大しているとともに、チームもタイヤの扱い方を学びつつある」