トロ・ロッソのダニエル・リチャルドは、ブッダ・インターナショナル・サーキットで行われたインドGPを15番手からスタートし、13位になった。
ダニエル・リチャルド
「1周目はいろんなことが起こったよ。僕は路面が汚れているほうからスタートしたんだけど、あのグリップレベルで可能な限り最高のスタートができたよ」
「でも自分の順位を守るには十分ではなくて、ディ・レスタ(ポール・ディ・レスタ/フォース・インディア)には前に出られてしまったけれど、第1コーナーを抜けたところで、何か問題を抱えていたシューマッハ(ミハエル・シューマッハ/メルセデスAMG)を追い抜いた。そして第4コーナーのところでは大混乱になっていて、僕はディ・レスタやセナ(ブルーノ・セナ/ウィリアムズ)と3台が横に並ぶ形になって第5コーナーへと入っていったよ。でも僕は外側にいたため、下がるしかなかった」
「その後は、1日目のピットストップまでの間、ずっと攻め続けたんだ。でも、プライム(ハードタイヤ/ハード側)はあまりいい感じではなくて、あまりペースに乗ることができなかった。1回だけのピットストップでオプション(ソフトタイヤ/ソフト側)に履き替えてからはクルマの感触はかなり良くなって、いいリズムで走ることができるようになったから、攻め続けたよ」
「でも、ディ・レスタをとらえるには至らなかったし、レースの最後のほうではコバヤシ(小林可夢偉/ザウバー)から自分の順位を守らなくてはならなかった。だから、必ずしもワクワクするようなレースではなかったけれど、またすぐに開催されるアブダビGP(11月4日決勝)でまた頑張るよ」