今シーズン末での引退を決めたミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は、ヘルメットを脱いだあとに、チーム代表としてF1のピットウォールに戻ってくるつもりはないようだ。
「ないよ、絶対にない」とシューマッハは『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』に語った。「僕にとってその選択肢はない」
F1引退後に、ほかのカテゴリーのレースに活動の場を移すドライバーは多いが、シューマッハはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)やル・マン24時間レースなどへの参加も否定した。
「たぶん遊びでまたカートのレースをやったりするだろうけれど、それだけだ」
しかしシューマッハは、妻のコリーナとともにウェスタン馬術の競技会に挑戦する可能性はあるという。
「妻は、もう僕の馬を選んでくれたよ」とシューマッハは笑顔で話している。
シューマッハは、11月初めに母国ドイツのフランクフルトにおもむき、「ドイツスポーツ界の伝説」として表彰されることが決まっている。
「間違いなく、素晴らしい名誉だ。生きているうちにもらえたのもうれしいよ!」とシューマッハは語った。