アロンソ、マッサ後任候補を見ると「笑ってしまう」
フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）は、2013年にフェラーリへ移籍する可能性がある候補の名前を読むたびに「笑っている」ことを認めた。
フェラーリは「（マッサの）後任としてメディアが挙げた名前を眺めていると、みんなフェリペ（マッサ／フェラーリ）がどれほどF1で成功を収めているか分かっていないんじゃないかなって思うよ」というアロンソがシンガポールで発した言葉を公表している。
だがイタリアの『Autosprint（オートスプリント）』は、アロンソがチームメートのマッサを取り囲んでいる状況について述べたのは、それだけではないとしている。
「ある特定の名前を新聞で目にすると、笑ってしまうよ」とのアロンソの発言をその記事は伝えている。
「それらが本当かどうかは分からない。でも、そのドライバーたちがフェリペよりもいい仕事をしたっていうのかい？ F1の下位カテゴリーでのレースも含めてね」
現在のところ、セルジオ・ペレス（ザウバー）、ニコ・ヒュルケンベルグ（フォース・インディア）、ポール・ディ・レスタ（フォース・インディア）、そしてエイドリアン・スーティルといった面々が2013年のマッサの後任候補として名前が挙げられている。
一時期は最有力候補と考えられていたペレスだが、フェラーリの会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロが、ペレスはまだ経験不足という発言をして以降、フェラーリのシート争うから後退したように見受けられる。
マクラーレンへの移籍も取りざたされているペレスは20日（木）、「彼（モンテゼモーロ）の意見を心底尊重するよ」と述べた。
現在ポイントランキングで首位にたっているアロンソもまた、モンテゼモーロと同じ意見のようだ。
「モンテゼモーロの言葉に付け加えるようなことはない」
「実際のところ、もしコバヤシ（可夢偉／ザウバー）やマルドナード（パストール・マルドナード／ウィリアムズ）が次のレースで、異なる戦略でうまくいって表彰台に上ったら、すぐに今度は彼らのことを話題にするだろうね」
「どのレースでもそうなるよね。なぜならフェラーリはどのドライバーにとっても憧れのチームだから」とアロンソは語った。
