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F1第13戦イタリアGP予選、詳細レポート

2012年09月08日(土)22:57 pm

2012年F1第13戦イタリアGPが9月8日(土)、モンツァ・サーキット(1周/5.793km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から予選が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がポールポジションを獲得した。

セッション開始時の天候は晴れ、気温28℃、路面温度は39℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。ほとんどすべてのチームが硬めのハードタイヤを装着してコースへ向かう中、最後尾常連組のマルシャとHRTだけは最初からソフト側のミディアムタイヤで出てゆく。開始5分が経過したところでフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがシケインでクルマをコース外にクルマを止めてしまう。どうやらギアボックストラブルが発生したようだ。

全車が計測ラップを終えた時点で、トップはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。出場停止となったロメ・グロジャン(ロータス)に代わって出走しているジェローム・ダンブロシオ(ロータス)、ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)、それにHRTとマルシャ勢が脱落する位置となる18番手以下に並んでいる。この段階で13番手につけている小林可夢偉(ザウバー)以上のほとんどのドライバーは、これでもうQ1通過は確実とみてそのままガレージにとどまった。終盤のアタックでケーターハムのコバライネンを上回るタイムを出したダンブロシオはなんとかQ2進出を決めた。

Q1で予選を終えた18番手から24番手は以下のとおり。

18番手ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)、19番手ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)、20番手ティモ・グロック(マルシャ)、21番手シャルル・ピック(マルシャ)、22番手ナレイン・カーティケヤン(HRT)、23番手ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)、24番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。

Q1のトップ5は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手がここで脱落する。ディ・レスタがわれ先にとソフト側のミディアムタイヤをはいてコースインしてゆくと、他チームもそれに続く。全車のタイムが出そろった時点で、トップはアロンソ。ザウバーのペレスは12番手、小林可夢偉は14番手といずれも現時点では脱落する位置にいる。残り1分半を切った時点で可夢偉が8番手に浮上。ここモンツァでスピードに乗りきれていないように見えるレッドブル勢だが、セバスチャン・ベッテルが辛うじて9番手に滑りこむものの、ウェバーは結局11番手に終わってしまう。可夢偉は2戦連続でのQ3進出を決めた。

Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。

11番手マーク・ウェバー(レッドブル)、12番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、13番手セルジオ・ペレス(ザウバー)、14番手ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、15番手ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、16番手ジェローム・ダンブロシオ(ロータス)、17番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)。

Q2のトップ5は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)だった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。セッション開始と同時にフェラーリのアロンソとマッサが地元イタリアのファンへアピールするかのように一斉にコースに飛び出してゆく。セッションの残り時間が4分を切ったころ、小林可夢偉もコースへと向かい9番手のタイムを出す。現時点でのトップはハミルトン。2番手にマッサがつけている。
残り時間2分となった時点ですべてのクルマがコースインし最後の戦いに挑んでゆく。最後のアタックにかけたアロンソだったが、タイムが伸びずまさかの10番手に終わり、結局ハミルトンが2戦ぶりにポールポジションを獲得している。また、フェラーリのマッサが、今季初めて予選でアロンソよりも上位となり、3番手という好位置につけている。

Q3の結果は以下のとおり。

1番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、2番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、3番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、4番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、5番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、6番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、7番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、8番手キミ・ライコネン(ロータス)、9番手小林可夢偉(ザウバー)、10番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。

なお、ディ・レスタはギアボックス交換によるペナルティーのため、決勝では5グリッド降格となる。 また、マルドナードは前戦ベルギーGPでのフライングと他車との接触により、5グリッド降格処分を2つ受け、10グリッド降格となる。

【結果】F1第13戦イタリアGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第13戦イタリアGP予選の結果

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