2011年シーズン開幕前にラリーレースでの事故により大けがを負い、F1復帰を目指してリハビリ中だと伝えられているロバート・クビサが、フランスでラリー車によるテストを行ったとようだ。
『L'Avenir(ラブニール)』紙が、25日(土)にフォード・ワールドラリーチームのテクニカルディレクターであるクリスチャン・ロリオーのコメントを紹介した。その記事の中でロリオーは、アスファルト舗装が施されたエクイエ・サーキットで4日間にわたるテストを行い、これにフォードのドライバーであるペター・ソルベルグとヤリ・マティ・ラトバラが参加したと述べた。
だが同時に、ロリオーは「このテストに参加していることを公(おおやけ)にしたくないと望んでいる謎のドライバー」も参加したとも語った。
ロリオーは、この謎のドライバーについて次のように語っている。
「アスファルト舗装されたコースでの経験を持つ者で、私は彼に対して敬意を払っている。彼は自費で参加し、とてもきちんと仕事をしたよ」
「また、彼の専門知識は非常に興味深かった。最初に連絡を取り合ったときに、彼は私に肉体的にこの仕事が勤まるかどうか自信がないと言っていた。だがすべては順調に進んだよ」
『L'Avenir(ラブニール)』紙は、この謎のドライバーがロバート・クビサであるとしている。