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ベッテルのタイトル獲得は難しいと元F1王者

2012年08月16日(木)16:58 pm

2010年、2011年と連続でF1チャンピオンの座に輝いたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)にとって、今季のタイトルを獲得することはさらに難しくなってきそうだ。

そう語ったのは3度F1チャンピオンに輝いた実績を持つ伝説的な元F1ドライバーであるニキ・ラウダだが、それでもベッテルを見限ることはできないとラウダはオーストリアの『Osterreich(エスターライヒ)』紙に述べている。

2012年シーズンも前半戦が終わったが、ここまで現在のポイントリーダーであるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が3勝をあげているのに対し、ベッテルはまだ1勝しかできていない。さらに、チームメートのマーク・ウェバーにもランキングで上に行かれてしまっている。

ベッテルは2012年シーズンには満足できていないようだと問われたラウダは「それは当然だ」として、次のように続けた。

「昨年はクルマに大きなアドバンテージがあった」

「今年はすべてのレースにおいて、前のクルマに離されないようになりふり構わずに戦い続けるしかない。ストレスはさらに強くなっているよ」

さらに、ラウダはウェバーやアロンソだけがベッテルの敵ではないと加える。

「前回のブダペストでのレース(ハンガリーGP)で見たように、トップチームはいずれも接近している。それは今後も続くと思うし、レッドブルとマクラーレンがその能力を最大限に発揮してくれることを期待しているよ」

現時点でのチャンピオン候補最右翼であるアロンソに対し、ベッテルはどのように立ち向かえばよいのかと尋ねられたラウダは、アロンソが「困難な状況にあっては誰よりも優れている」と答えるにとどまった。

また、近いうちにF1カレンダーにロンドンGPが加えられるのではないかという報道について尋ねられたラウダは、次のように答えている。

「オリンピックを開幕から閉会式までずっと見たよ。楽しめた。オリンピックはこれ以上にないと言える成功だった」

ロンドンで市街地レースを開催するというアイデアについてどう思うかと問われたラウダは、「特に言うことはないよ」と返した。

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