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WRC第7戦ラリーニュージーランド、セバスチャン・ローブが優勝

2012年06月26日(火)21:17 pm

WRC(世界ラリー選手権)の第7戦ラリーニュージーランドは24日(日)に最終日が行われ、シトロエンのセバスチャン・ローブが優勝した。以下、プジョー・シトロエン・ジャポンのプレスリリースより。

アルゼンチンとギリシャでの 1-2 フィニッシュを達成後、今回もシトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チームは、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組とミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組が4度目の1-2フィニッシュをニュージーランドで達成しました。この結果、今シーズン前半戦を終了した時点で、チームは世界ラリー選手権ポイントスタンディングリーダーを維持し、ドライバーズスタンディングでも1位、2 位を独占しています。

ラリーニュージーランド最終日は総走行距離の 15%以下のわずか61kmの競技区間で、デイ 1,デイ 2より少ない走行設定となっていました。オークランドは予想通りの大雨で、選手達はタイヤ選択に頭を痛めました。シトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チームのドライバーたちは、ラリー全体で使用を許可されている 10 本のソフトタイヤを使い切り、選択の余地がありませんでした。セバスチャン・ローブは、4本の新品のハードタイヤと 2本の使用済みのソフトタイヤを選択し、ミッコ・ヒルボネンは、ローブと真逆の選択をしました。

サービスパークから約 60 km 北部に設定されたバーンサイド/ウェチアクセスそしてプホイの 2 ステージでは、総合順位に大きな変動は有りませんでした。また、朝のループ最後のスーパー・スペシャル・ステージは、市内最古の公園オークランド・ドメインに設定されました。

最終パワーステージ(バーンサイド/ウェチアクセス 2)前の2回目のループでは、プホイとオークランド・ドメインそしてアウロア・ステージとなっていました。ヒルボネンは 5 本のハードタイヤ、ローブは3本のハードタイヤと2本のソフトタイヤをチョイスするなど、2ループ目になってもシトロエンのドライバーたちはまたしても異なるタイヤ選択をしました。

チームは最終ステージでの上位 3 台に与えられる追加ポイントを狙っていました。セバスチャン・ローブは3番手のタイムを出して、合計26ポイントをこのラリーで獲得しました。「2日間のヒルボネンとの激戦後、フィニッシュを迎えることになった。またもや状況は難しかったけど、何とか 1-2フィニッシュを達成できたよ。選手権ポイントで十分リードしているので安心して休暇に入れてうれしいね。WRC前半戦は 7戦中5勝もできて本当にファンタスティックだ」と、WRCでの72勝目を挙げたローブは語ります。

ヒルボネンも最終日はライバルたちよりも悪いタイヤ条件で戦ったにも関わらず、素晴らしい順位でフィニッシュした事を喜びました。「今日は楽な日ではなかったけど、つまらないミスをしないよう気をつけた。チームにとって再び素晴らしい成績をもたらした。シーズン前半が終了して多くのことを学んだよ。あっという間の7戦だったけど優勝は狙ってるし、今は良いポジションにいる。後半戦でもいくつか優勝するつもりだよ」

「デイ3はわれわれが心配していたより楽だったよ。タイヤのグリップがニュージーランドに合っていたし、コースコンディションにもマッチしていた。今年前半戦でのローブとヒルボネンへの評価は素晴らしい。ドライバーと DS3WRC の安定性も申し分ない。そして作戦とタイヤマネジメント、われわれはノーミスでここ 3 戦を走りきりました。そしてドライバーズとマニュファクチャラーズの両タイトルで充分なリードを持って次戦のフィンランドのスタートに着くことができる。これはフィンランドで再び勝つための余裕になる」と、シトロエン・レーシング・チーム代表イブ・マットンは締めくくっています。

次回のWRCは、8月3日~5日にフィンランドで開催されます。

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