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ミハエル・シューマッハ、万全の体制でヨーロッパGPへ

2012年06月23日(土)11:37 am

メルセデスAMGは、これまで信頼性に欠けたミハエル・シューマッハのマシンの状況を改善すべく、バレンシアで行われるヨーロッパGPに向けてシューマッハのサポートチームを強化した。

チームメートのニコ・ロズベルグが毎レース完走し、タイトル争いにも加わっているなか、シューマッハは5回もリタイアしており、ランキングでシューマッハより下位にいるのは、最下位3チームに所属する6ドライバーのみという状態だ。

ドイツ紙『Bild(ビルト)』によると、チーム代表のロス・ブラウンはこの流れを断ち切るため、シューマッハのサポートチームにチーフエンジニアを加えるなどして強化する事を決断した。

新しいチーフエンジニアの仕事は、メカニックの仕事をチェックする事で、バレンシア入りする前にはシューマッハ用のマシンの全パーツを「2~3回再確認」したのだそうだ。

「ミハエルに起こっている事は、僕らが目指している基準ではないね」とチームメートのロズベルグも認めている。

ブラウンは「われわれの基準はとても高い。やり方や手順は全く変えていないし、近道もシステムをおろそかにする事もしていないのに、こういう結果でとても不思議だしいら立たしかった。だから、どうしたら改善できるか、もっといい方法はないかといつも探している」と語った。

F1の最高権威バーニー・エクレストンは、メルセデスAMGと来季以降のF1運営方法をめぐって対立しているせいか、シューマッハの不調について同チームを痛烈に批判している。

エクレストンは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に「シューマッハはもしフェラーリにいれば今でも勝っているだろう」と語った。

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