フェラーリのフェルナンド・アロンソは、バルセロナのカタルーニャ・サーキットで開催されたスペインGP決勝を2番手からスタートし、2位になった。
フェルナンド・アロンソ
「今日の2位という結果はまるで優勝したようにも感じられるものだよ。サヒール(前戦バーレーンGP)ではトップからほぼ1分も離されていたのに、今日はレッドブルの1台を追い抜くこともできたし、最後まで優勝を争うこともできていた。何よりも、レッドブルやマクラーレンのドライバーたちよりも多くのポイントを稼げたことがよかったね。そのことで今週末の結果がさらに有意義なものとなったよ」
「2回目のピットストップ直前に重要な局面が訪れた。マルドナード(パストール・マルドナード/ウィリアムズ)は少し早めにピットインしたんだろうけど、僕はそのままコースにとどまったんだ。でもそうしたらほぼ1周にわたって周回遅れにひっかかって、タイムを失ってしまった」
「メインストレートの最後のほうでイエローフラッグが振られていたこともあったしね。そうしたら、レースもあと残り7周というときになって突然リアタイヤのグリップがなくなってしまったんだ。チームに何か壊れていないか、って聞いたよ。だって、クルマのハンドリングが、理由もなく頻繁に変わってしまっていたんだからね」
「でも、最後の段階ではウィリアムズがまだかなり速かったし、最後の最後ではキミ(ライコネン/ロータス)がすぐ後ろに迫ってきていたから2位を確保できて幸運だったよ。今年のタイトル争いは本当に難しいね。すべてのレースで違うドライバーが優勝していて、トップチームのパフォーマンスもレースごとに浮き沈みしている」
「僕たちのクルマは、うまく設計できていたと言えないのは明らかだけど、まだやれることはたくさんある。でも僕たちがどれだけ自分たちの能力を引き出せているかについては、誇りをもっていいと思う。クルマの限界を超えたところで頑張っていると思うよ」
「中国とバーレーンの2レースが終わったとき僕たちは、とても苦しんでいたけれど、表彰台に戻ってこられたのはとても素晴らしいし、今後のタイトル争いに向けて自信にもなるよ。みんながとても接近していて、ちょっとしたことが差になって現れるから、クルマにはこれからも改良パーツを投入し続けていかないとね」