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ビタリー・ペトロフのシート探しをF1のボスが支援

2012年02月01日(水)11:40 am

ビタリー・ペトロフのマネジメントを手掛けるオクサナ・コサチェンコが先日、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンがペトロフの今シーズンのシート探しに関与していたことを明かしていた。

ペトロフはF1史上初のロシア人ドライバーとしてルノー(現ロータス)からF1デビューを果たし、母国ロシアからの強力な援助も得て、2011年まで同チームのレースドライバーとして参戦していた。しかし、今年から新しくロータスとして生まれ変わるチームに2007年のF1王者キミ・ライコネンと、昨年のGP2(F1への登竜門とも言われているレースカテゴリー)の覇者ロメ・グロジャンが加入することが正式に発表されたのを機に、ペトロフはF1での活躍の場を失ってしまった。

そのペトロフのシート探しにF1界の“ボス”が関与しているという報道が先日あったが、それが公に認められた格好だ。エクレストンは2014年にロシアでF1が開催できるよう手配を進めている。その一方で、ロシアからの期待を背負い、プーチン首相からも個人的な支援を受けているペトロフが今シーズンのF1に参戦できる可能性はいよいよ厳しくなってきている。

コサンチェコは「ロータスへの残留がかなわないと分かった直後に、バーニ―に連絡を取った」と『RIA Novosti(ロシア・ノーボスチ通信社)』に打ち明かした。

「ペトロフのシート獲得の支援をする意思を表してくれると同時に、他のチームに掛け合ってくれた。しかし、残念なことに、各チームはバーニー・エクレストンからは完全に独立した存在なので、チームの決定事項に彼(エクレストン)が影響を与えることはできない」と付け加えた。

また、コサンチェコはペトロフがヤルノ・トゥルーリの代わりに2012年はケーターハムから参戦するといううわさを否定した。

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