ギド・ヴァン・デル・ガルデとマネジャーは、今年念願のF1デビューを果たすことをひそかに期待している。
2012年シーズンに向けて、ほとんどのチームがすでにドライバーを決定。現段階では、ウィリアムズとHRTに1シートずつ空席が残されているだけだ。
昨年までウィリアムズに在籍し、現在も残留に向けて交渉中の大ベテラン、ルーベンス・バリチェロや、昨年にドライバーズランキングで9位となる活躍を見せたにも関わらずフォース・インディアから放出されてしまったエイドリアン・スーティルといった実績のあるドライバーも、いまだ2012年の所属チームを探している。
そんな中、かつてSUPER AGURIとスパイカーの間で二重契約問題を引き起こしたヴァン・デル・ガルデが、ウィリアムズかHRTと契約を交わす可能性があると考えている関係者もいるようだ。ヴァン・デル・ガルデは昨年、F1への登竜門とも言われているF1直下のレースカテゴリーGP2に参戦し、ランキング5位になっている。
ヴァン・デル・ガルデのマネジャーを務めるヤン・パウル・テン・ホーペンは、以前F1のスポンサーであったオランダのファッションメーカー、マクレガーの広告責任者であったとだけではなく、ホーペンの義父は億万長者のマルセル・ボックホールンであることが憶測の根拠であると思われる。
「われわれは水面下で懸命に働きかけている。何かニュースが舞い込んで来たら君たち(メディア)に知らせるよ」とホーペンは『f1today.nl』のウェブサイトで語った。