レッドブルが、セバスチャン・ブエミをテスト兼リザーブドライバーに起用すると発表した。
ブエミは、レッドブルの育成プログラム出身のドライバー。2008年にレッドブルで控え役のリザーブドライバーを務めると、2009年にレッドブルの兄弟チームであるトロ・ロッソでF1デビューを果たした。
レッドブルは、若手ドライバーにF1経験を積ませるためにトロ・ロッソを保有しているが、すでに3シーズンを過ごしたことから、「新人ではなくなった」ためにブエミはトロ・ロッソのシートを喪失。しかし、レッドブルはブエミのパフォーマンスを評価しており、再びテスト兼リザーブドライバーに起用することとなった。
「もう1年レッドブルにとどまることができ、タイトルを勝ち取ったチームに所属できてうれしいよ。もちろん、レースを走りたかった。でも、レッドブル・レーシングとともにクルマを開発し、シーズンを通じて彼らへフィードバックを提供するのは、2番目にいい選択肢だよ」とブエミは語っている。
また、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、こうコメントした。
「2004年にジュニアチーム(ドライバー育成プログラム)へ加入したセバスチャンが、レッドブルにとどまることは非常に論理的なことだ。彼は2008年にもこのチームに在籍していたので、チームのことはよく知っており、この3年の間にレースで重要な経験を積んできた。彼は今年、重要なテストやシミュレーション作業に参加し、各グランプリにも帯同する」