ルノーのアンバサダーを務めるアラン・プロストは、ロータスがルノーのワークスチームになるのではないかとのうわさを否定した。
ロータスのチーム代表であるエリック・ブーリエは、2014年のエンジン供給元となるルノーとの間で「ブランドに関する条件」についての話し合いを行っており、「より密接なものとなるだろう」と鈴鹿で明かした。
ロータスはかつて、ルノーのワークスF1チームとして活動していたが、ロータスが再びルノーをチーム名に冠し、ルノーのワークチームになるのではないかとうわさされていた。ルノーはレッドブルへエンジンを供給しているものの、日産の海外向け高級車ブランドであるインフィニティがレッドブルのタイトルスポンサーになっており、ルノーの存在感が薄くなっているとの指摘もあり、ワークスチーム復活のうわさに拍車をかけていた。
だが、4度F1チャンピオンに輝いた実績を持つプロストは、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に対して次のように、そのうわさを否定するコメントを行った。
「私は、ルノーがエンジンサプライヤーとしてのみ(F1に)参戦するという戦略を維持し続ける、と言うことができる」
「遠い将来にはワークスチームを持つこともあり得なくはないだろう。だが現時点でそれはない」とプロストは付け加えた。