フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、10日(水)にフェラーリドライバーのままで引退するつもりだと語った。
ミナルディ、ルノー、そしてマクラーレンと渡り歩き、これまで2度F1チャンピオンに輝いた実績を持つアロンソは、現在フェラーリのナンバー1ドライバーになっている。そして、今のF1ドライバーの中ではもっとも優れたドライバーだとの意見が多い。
すでにフェラーリとの間に長期契約を結んでいるアロンソだが、フェラーリの公式ウェブサイトで行われたツイッターによるインタビューにおいて、アロンソはフェラーリが自分にとって最後のチームとなるだろうと語っている。
赤いレーシングスーツを身にまとったままでキャリアを終えることになるのか、と問われたアロンソは、「ああ、そうするつもりだよ」と答え、次のように続けた。
「世界でも最高のチームだし、フェラーリ以上のところはないよ」
だが、31歳となるアロンソにとって現時点における唯一の問題は、まさに今、自身が必ずしもフェラーリの最速ドライバーではないということだ。
昨シーズン前半は不調が続いて窮地に立たされていたチームメートのフェリペ・マッサが、今や完全に調子を取り戻しており、マッサのほうが今シーズンのフェラーリのタイトル争いをひっぱってゆく可能性も出てきている。
フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、10日(水)にドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』へ次のように述べた。
「まだ先のことを言うには早すぎるよ。でも、まずは、フェリペの調子がいいので喜んでいる。それに、フェルナンドもここぞというときには強さを発揮するはずさ」