2013年もトヨタに所属してWEC(世界耐久選手権)を戦うアレックス・ブルツが、現在の心境を語った。
Q:トヨタ・レーシングでの初めてのシーズンの感想は?
ブルツ:私にとってトヨタ・レーシングでの初めてのシーズンは感動的だった。そして、われわれのWECデビューイヤーは予想以上の出来だったと言える。しかし、それはあくまで最初のステップに過ぎず、われわれは耐久レースの世界で明確なトップに立つべく、すべての面で改良を続けて行かなくてはならない。
ブルツ:昨シーズンの結果は非常に勇気づけられるものであり、それはすべてが順調にいけば、間違いなくル・マン24時間レースとWECで勝てるポテンシャルを持っていることを示した。しかし、過度の自信を持っているわけではない。まだわれわれは大きな挑戦に直面しており、目標を達成するために、最高レベルのパフォーマンスが必要だ。
Q:改良型TS030ハイブリッドに期待するものは?
ブルツ:アウディとのバトルはタフなものになると思うが、トヨタ・レーシングも高い競争力を持つはずだ。われわれには大きな目標達成のチャンスがあり、それは高いモチベーションにつながっている。ファンにとってもエキサイティングなシーズンになるだろう。2つのマニュファクチャラーが、このように高いレベルかつきん差で戦うことは素晴らしいことであり、ひいてはそれがWECそのものを見応えのあるレースとして確立させるための手助けになると信じている。