ドイツの『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』が報じたところによれば、F1最高権威のバーニー・エクレストンが2013年シーズンのF1ドイツGP開催候補地のひとつとして考えられていたニュルブルクリンクとの交渉を打ち切ったという。
ニュルブルクリンクが経営破たん状態に陥ったことはよく知られているが、エクレストンは同サーキットの幹部との間で、7月に予定されているドイツGP開催に向けての話し合いを行ってきていた。
だが、『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』は27日(日)に、次のようなエクレストンのコメントを掲載している。
「(ニュルブルクリンクからの)提案について詳細な検証を行った結果、財政的に実現が難しいと判断した。交渉はこれで終わりだ」
これまでニュルブルクリンクとの間でF1グランプリを隔年開催してきているホッケンハイムリンクは、本来であれば2014年シーズンが次のレース開催年となるが、経営破たんしたニュルブルクリンクに代わって今年のドイツGPを開催する可能性もあると考えられている。
『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』とドイツの『DPA通信』は27日(日)、ニュルブルクリンク側からは正式なコメントは出されていないと伝えている。