F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が、F1専属医ゲイリー・ハートスタイン医師の後任を決定したようだ。
ハートスタインは、F1専属医の先駆けで主任医師だった故シド・ワトキンス医師の下で経験を積み、2005年にワトキンス医師が勇退した際、後任に指名され2012年シーズンまで主任医師として職務をまっとうしてきた。しかし、昨年11月にFIAのジャン・トッド会長がハートスタインと2013年以降の契約を更新しないことを発表。ハートスタインはこの突然の知らせに激怒し、ツイッターで次のようにつぶやいていた。
「FIAからの回答を求める運動でも起こすか、それともこのくだらない仕事を取り戻すか、あるいはFIAの医療現場の内情を世界に暴露するっていう手もあるな」
スイスの『Speed Week(スピード・ウィーク)』は、ハートスタインの後任がすでに決まったと伝えているが、「名前はまだ公表されていない」としている。
さらに、ハートスタインの留任を求めるF1ドライバーたちからの強い後押しもあったが、実を結ばなかったと『Speed Week(スピード・ウィーク)』は報じた。