ロメ・グロジャン(ロータス)がF1アブダビGP(4日実施)でまたもやほかのクルマと接触した。しかし今回はグロジャンの出場停止を求める声は上がっていない。
グロジャンが再び他車と接触するようなことが起きれば、今シーズンの残りのレースはおろか、来季のシートまで失うことになるだろうとうわさされていた。
そんな中、グロジャンはアブダビで、1周目に早くもニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)と接触。あの時の状況について、「自分のラインを保って慎重にスタートしたけど、僕には行き場が残されていなかった」とグロジャンは説明している。
これだけでは終わらなかった。グロジャンはその後、セルジオ・ペレス(ザウバー)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、そしてマーク・ウェバー(レッドブル)が関連するアクシデントに再び巻き込まれてしまう。
「セルジオが外にふくらんだ。彼がコースに戻ってきた時、僕に十分なスペースを与えず、どこにも逃げようがなかった」
「そうしたら、マークが背後から来て、僕たちは接触した。本当に残念だった」
この接触でペナルティーを与えられたのは、ペレスであった。
また、ロズベルグもフランスの『Auto Hebdo(オート ・エブド)』紙に対し、スタート直後の接触でグロジャンに非は無かったと述べている。
「あのアクシデントでグロジャンを責められないし、僕にも非は無い」
「あれはただ単にレース中の事故だったんだ」