韓国は今後もF1を開催し続けると示唆した。
2010年からF1のカレンダーに名を連ねている韓国GPは2016年まで開催の契約を結んでいる。しかし、最近の憶測によると、主催者団体は財政的損失があることに対し、難色を示しているようだ。
だが、『Korea Times(コリア・タイムズ)』は、「大きなスポーツイベント」から生じる損失は「不可避」であるという、主催者パク・ジョンムンの発言を掲載している。
「1988年のソウル・オリンピックでさえ、赤字のイベントになった。(しかし)利益よりもはるかに大きいその他の影響を考えると、あれには(開催した)価値があった」とパクは指摘した。
また、パクはF1の最高権威者であるバーニー・エクレストンが、2012年のレースでは通常請求される10パーセントの開催権料増額を行わないことに同意したと述べている。
だが、『Korea Times(コリア・タイム)』は韓国GPのメインスポンサーが撤退したことを報じた。
韓国の製鉄会社POSCOのある役員は「われわれの企業イメージと選択肢を見直した結果、今年はメインスポンサーとしての契約を行わないことになった」と語っている。