今年のF1バーレーンGPは、4月22日(日)に開催が予定されているが、2年連続でキャンセルになる可能性が出ている。
バーレーンGPの舞台サヒール・サーキットでは昨年、シーズン前のテストと、2011年のF1開幕戦が予定されていた。しかし、バーレーン国内で反政府デモが発生したことに伴い、治安状況が悪化したため急きょキャンセルとなってしまった。今年もF1カレンダーにバーレーンGPが組み込まれているが、人権保護団体はチーム、ドライバー、関係者に対し、バーレーンGPのボイコットを求めている。
しかし、サヒール・サーキットの広報担当者は、バーレーンが独自の報告書をもとに、人権侵害の問題解決に向けて前進しているとコメント。バーレーン政府も「迅速かつ的確」に対応していると語った。
また、『The National(ナショナル)』紙には「F1の開催はバーレーン国内の大多数の人々から熱烈な支持を受けている。そしてレース開催は国家の調和の象徴となるだろう」という広報担当のコメントも掲載されている。
さらにこの広報担当は、『The Daily Mail(デイリー・メール)』へ「独自の報告書はバーレーンにとって大きな成果であり、私たちはF1バーレーンGPが大成功を収められるよう、休む間も惜しんで作業を進めていく」と語っていた。