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フェルスタッペンとペレスが認めた!F1タイトル争いに向けたレッドブル最大の懸念は“信頼性”

2023年03月23日(木)17:28 pm

レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが、2023年のF1シーズンを戦う上で最大の懸念となるのがマシンの“信頼性”だと認めた。

2023年F1シーズンはまだ2レースを終えたばかりだ。しかし、すでに多くのファンや関係者が、今年のF1チャンピオン候補はレッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの2人に絞られたと考えているのは間違いないだろう。

開幕戦バーレーンGPではフェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンを達成し、ペレスが2位。そして先週末に行われた第2戦サウジアラビアGPではペレスがポール・トゥ・ウィンを飾り、フェルスタッペンが2位だった。

だが、サウジアラビアでペレスが勝てたのは、マシンのドライブシャフトが予選中に壊れたことでフェルスタッペンが決勝を15番グリッドからスタートしなくてはならない状況となっていたからにほかならない。

■「次は自分のマシンかも?」とペレス

ペレスはサウジアラビアでは自分に有利な状況だったものの、同様のトラブルが遅かれ早かれ自分のマシンにも発生する可能性は十分にあると心配している。

「いつかはその打撃を受けることになるだろうね。バーレーンでも、もし最後までプッシュしなければならなかったら、おそらく、そうなっていたんじゃないかな。つまり、現時点では信頼性にすごく不安があるんだ」

そう語った33歳のペレスは、次のように付け加えた。

「僕たちは多くの技術的問題を抱えたよ」

■サウジアラビアではペレスのマシンにも信頼性の懸念

サウジアラビアGPの舞台となったジェッダ・コーニシュ・サーキットにおいても、レッドブルのピットウォールではレース終盤に先頭を走行していたペレスと2番手の位置にいたフェルスタッペンのペースを懸命にコントロールしようとしていた。

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、そのときのことを振り返りながら次のように語っている。

「一番心配になったのは、マックスが大きなノイズが聞こえたと言ったときだ。すぐに前日に起きたドライブシャフトの問題を考え始めたよ」

実際のところ、ペレスもサウジアラビアでのレース中に「奇妙な振動」を感じていたのだと明かし、次のように付け加えた。

「もちろん、マックスに起こったことが僕の頭の片隅にあったし、それはチームのみんなも同じだったはずさ」

だが、幸いそうした心配は杞憂に終わり、レッドブルは開幕戦に続きサウジアラビアGPでも1-2フィニッシュを達成している。

■信頼性問題解決が必要だとフェルスタッペン

しかし、今年は3年連続でのドライバーズタイトル獲得を狙う現F1チャンピオンのフェルスタッペンは、レッドブルにとって信頼性問題にきちんと対応することが現時点での重要課題だと示唆している。

「チーム全体の感触としては、誰もがハッピーだよ。でも、個人的には、僕はハッピーじゃないよ」

25歳のオランダ人ドライバーはそう語ると、マシントラブルにより予選Q2で敗退してしまったサウジアラビアでのレースに言及しながら次のように付け加えた。

「僕は2位になるためにここにいるわけではないし、2台だけでの戦いになりそうに見えるときは、その2台の信頼性を確実なものにしなくてはならないよ」

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