ルイス・ハミルトン(メルセデス)が、2023年にチームメートのジョージ・ラッセルとの関係がこじれるようなことはないと主張した。
■2022年にハミルトンをしのぐ強さを見せたラッセル
ウィリアムズで3年間を過ごした24歳のラッセルは、2022年にバルテリ・ボッタスの後任としてついにメルセデスのシートを獲得。
そのラッセルは、7度F1チャンピオンとなった実績を持つハミルトンを上回る成績を収めただけでなく、メルセデスに2022年唯一の勝利をもたらしている。
しかし、37歳のハミルトンは、このことで驚きはしなかったと『motorsport-total.com』に次のように語った。
「ウィリアムズで彼がやったことを見ていたけれど、それはすでに印象的だったよ」
「そして今年、彼は自分自身を超えたんだ」
「彼が今年やったことは、本当に素晴らしかった。彼はすべてのレースで最大限の力を発揮したよ」
■ラッセルがメルセデスに適応するのは簡単だった
ハミルトンは、同じイギリス出身のラッセルがメルセデスに移籍して最初の年にうまくやれたのは、事前に十分な準備をすることができていたためだと考えている。
「これまでの年に、彼は僕たちと一緒にいることが多くなったし、すでにエンジニアたちのことも知っていた。それによって、彼はより簡単に適応することができたんだ」
「彼は、僕たちのチームにとって完璧な補強だったし、多くのポジティブなエネルギーをもたらしてくれた。僕たちは対等な立場でうまくコミュニケーションをとっているし、お互いにリスペクトし合っているよ」
■ハミルトンvsロズベルグのような状況が生まれる可能性も?
しかし、仮に2023年にメルセデスがレッドブルやフェラーリとのタイトル争いに加わることができるようになった場合、メルセデス内でのチームバトルもさらに激しさを増すだろうし、かつてニコ・ロズベルグとの間に生じたような確執がハミルトンとラッセルの間にも生まれる可能性もありそうだ。
対立の可能性について尋ねられたハミルトンは、「そんなことになるとは思わない」と答え、次のように付け加えた。
「僕には十分な経験があるし、このチームに長くいるからこういう類いの課題にも対応することができる。問題にはならないよ」