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レッドブルのマックス・フェルスタッペン、31歳でのF1引退を視野に

2022年12月08日(木)20:21 pm

2021年と2022年のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、31歳という若さでF1を引退する可能性があることを示唆した。

■将来的にWEC参戦を視野に入れるフェルスタッペン

現在25歳のオランダ出身ドライバーであるフェルスタッペンは、かつてル・マン24時間レースを制したフェルナンド・アロンソのように、将来的にはスポーツカー耐久レースの最高峰であるWEC(世界耐久選手権)で戦うことを視野に入れていることを認めている。

「もしフェルナンドがあそこに行くなら、彼は競争力のあるクルマで勝利のために戦いたいだろうと思う。そして、それは僕もまったく同じだよ」

『Ouest-France(ウエスト・フランス)』紙にそう語ったフェルスタッペンは、次のように続けた。

■F1以外のこともやってみたい

「F1はとても楽しいし、僕は今そこでとても成功している。だけど、僕は何かほかのこともやってみたいとも思っているよ」

「僕のレッドブルとの契約は2028年までで、そのとき僕は31歳になる。おそらく、その後数年間は僕に競争力があると思うよ。でも、そのころには、ほかの経験もしたいと思っているんだ」

「プレッシャーがあまりなくて、スケジュールもあまり厳しくないところで、もう少し楽しみたいと思っているよ」

ちなみに、2023年のF1カレンダーには年間24戦が組み込まれている。中国GPのキャンセルは確定したものの、代替レースが開催されない場合でも2022年より1レース多い23戦が開催されることになる。

一方、WECの2023年カレンダーは年間7戦であり、チームやドライバーにとっての負担の大きさの違いは明らかだ。

■実際にWECを目指すかどうかは今後の展開次第

元F1ドライバーでもあるマックスの父親のヨス・フェルスタッペンは、36歳だった2008年にWECの前身であるLMS(ル・マン・シリーズ)のLMP2クラスでル・マン24時間レースを制するとともに、その年のLMP2クラスチャンピオンに輝いた実績を持っている。

「だから、僕も急ぎたいとは思っていないよ」

「単に、耐久レースでは多くのことが変化しているという理由からね」

そう語ったフェルスタッペンは、次のように付け加えた。

「僕の考えでは、実際に何が起こり、どのように展開していくのか様子を見て、それから選択する方がいいと思うよ」

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