2022年シーズン限りでハースのシートを失ってしまったミック・シューマッハだが、これまでの噂では、2023年にはメルセデスのリザーブドライバーを務めることになる可能性が高いと考えられている。
■メルセデスとはパイプもあるシューマッハ
実際のところ、メルセデスは、ミック・シューマッハの父親であり、7度F1王座についた伝説的ドライバーであるミハエル・シューマッハが2010年にF1復帰を果たし、以後3年間にわたって所属していたチームだ。
ミハエル・シューマッハは2012年シーズンをもって再びF1を引退したが、その翌年2013年からメルセデスF1チームの最高責任者に就任したのが現チームCEO兼代表のトト・ヴォルフだ。
■シューマッハはチャンスを得る資格があるとトト・ヴォルフ
そのヴォルフはこのほど、ポッドキャスト『Beyond The Grid(ビヨンド・ザ・グリッド)』にシューマッハについて次のように語った。
「私はミックが本当に好きだし、信じられないほど有名な名前を持つ子どもたちを育て上げてきたあの家族も好きなんだ」
「私は、彼はチャンスを得るに値すると思っているよ」
「F1に来て最初の数年はうまくいかないこともある。そして、彼は結果を出さなければならないというプレッシャーにさらされてしまったが、それは何の役にも立たないんだ。F1は残酷だからね」
■シューマッハとのサードドライバー契約はほぼ確実?
そう語ったヴォルフは、同じように2022年シーズン限りでマクラーレンのシートを失い、2023年にはレッドブルのサードドライバーを務めることになったオーストラリア出身ドライバーであるダニエル・リカルドを引き合いに出しながら、次のように付け加え、シューマッハに新たなチャンスを提供する可能性を示唆した。
「彼自身をよりよいポジションに置き、再び居場所を見つけることができるようにするために、ダニエルと同じようにサードドライバーとして1年間離脱することは彼にとってはいいことかもしれないよ」