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新F1チーム設立を視野に入れる香港の大富豪「今のF1には多くのチャンスがある」

2022年12月02日(金)19:31 pm

イギリスでいくつかのメディアが報じたところによれば、11番目のF1チーム設立に向けた新たな計画が進行しているという。

現在、アメリカのマイケル・アンドレッティが自らのチームを率いてF1に参戦することを公式に申請していることが明らかになっているが、それに加えて新たな候補者が登場する可能性が出てきたようだ。

■香港の大富豪が新F1チーム設立を検討

その候補者とは、香港に拠点を置く世界最大級の生命保険代理業会社を経営するカルビン・ローだ。あまりメディアなどに積極的に顔を出すことのないローだが、実業家、投資家、さらには慈善活動家としての顔を持っていると言われている。

イギリスの『Mirror(ミラー)』紙は、ローがすでに「多くのチームやドライバー」と交渉を行っていると報じている。

『Mirror(ミラー)』によれば、ローがF1に強い関心を抱いたのは、F1が「人気の高まりと新しい世代のファンによって新しい時代に突入した」ためだという。

さらに、ローは『Daily Star(デイリー・スター)』紙にも次のように語っている。

「私はチームを運営できるほど賢くはないんだ。私が関与するとしても、それは金銭的なものだよ」

「現在のチームを見てきたし、それで新チームを立ち上げるというアイデアが浮かんだんだ」

「今は、多くのチャンスがあるよ」

■既存F1チームたちは新チーム参入に消極的

しかし、アンドレッティの新規参戦に対しては、既存のF1チームたちがそれに反対の意向を示していると伝えられている。チーム数が増えれば、自分たちがF1から受け取る分配金が少なくなってしまう可能性があるためだ。ましてや、そこにもう1チーム増えるということになれば、既存チームがこれに強く反発する可能性もあるだろう。

「現在のチームが消極的なのは理解できるよ。もし同じ鍋から全てを分け合うのであれば、そこに何の意味があるんだい?」

カナダ生まれの45歳だと伝えられているローはそう語ると、次のように付け加えた。

「しかし、どうにかしてそのパイをもう少し大きくすることができれば、誰もが恩恵を受けることができ、グリッド全体が利益を得ることができるだろう」

■すでにウィリアムズとは何らかのつながりも

ローは、新F1チームを立ち上げるとしても、それは2026年までは無理だろうと認めている。しかし、ウィリアムズとはすでに何らかのつながりを持つことができているという。

「我々はいくつかのつながりを持っているよ」

そう認めたローは、次のように付け加えた。

「ある意味で、我々は関与している。それが物事を進め、F1界の詳細について学ぶ最初のステップなんだ」

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