拡大し続けるF1カレンダーに南米のコロンビアが新たに加わる可能性が大きく高まってきているようだ。
9月には、コロンビアの都市バランキージャがF1レース開催地に立候補していると報じられたが、そのとき、ハイメ・プマレホ市長は次のように語っていた。
「F1の代表者はすでにこの街を訪れ、気に入ってくれているよ」
■F1最高責任者のドメニカリがコロンビアを訪問
そして、このほどコロンビアの地元紙『El Heraldo(エラルド)』が、F1最高責任者(CEO)であるステファノ・ドメニカーリのプライベートジェットが月曜日(10月31日)の午後4時半にバランキージャに到着したと報じた。
その報道によれば、スペイン出身ドライバーであるフェルナンド・アロンソのマネジャーを務めるルイス・ガルシア・アバドもドメニカリに同行しているようだ。ガルシア・アバドは先週末に開催されたF1メキシコGPのプロモーターの協力者のひとりでもある。
プマレホ市長は、コロンビアでのF1グランプリ開催実現に向けて次のように語った。
「まだ現実のものとはなっていないよ。だが、我々は今レースをしているところであり、ゴールまでたどり着けることを願っている。誤った期待を抱かせたいとは思っていないんだ」
■コロンビアでのF1は「カリブ海GP」に?
伝えられるところによれば、コロンビアでのF1レースは、実際には『カリブ海GP』という名称となる可能性もあるという。
「もし調印されれば、2024年か2025年の話になるだろう。そして、10年間となるよう期待しているよ」
そう続けたプマレホ市長は、現在2か所が開催候補地となっているのだと次のように付け加えている。
「2つの半市街地サーキットが認定され、承認を受けている。プランAとプランBだ。どちらも大都市圏に位置しているよ」。