F1オーストラリアGP決勝レースで、メルセデスF1に移籍してから初の表彰台となる3位を獲得したジョージ・ラッセル(メルセデス)。自身2回目の表彰台だったが、まともにレースをして獲得した表彰台は初めてだ。
最強だったメルセデスF1は新マシンで速さが不足しており苦戦を強いられている。しかし、ラッセルは3戦を終了した時点でランキング2位につけており、そのことに驚いていると認めた。
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■ジョージ・ラッセル(メルセデス)
決勝レース:3位
「勝つためには、他人の不運を利用しなければならないんだ。ブラックリーとブリックスワースのスタッフは、信頼性の高いマシンを作るために懸命に働いてくれているよ」
「今日はちょっとラッキーなことがあった。おそらく2度ほど得られたね。でもそのおかげで、また上位に食い込むことができた。今日、表彰台に立てたことは、彼らのハードワークに対する特別なご褒美だ。僕たちは決してあきらめず、戦い続けていかなければならない」
「今週末はライバルたちからずっと遅れていたけど、こうして表彰台に立つことができた。この調子で後方から追い上げ、ポイント獲得のチャンスを最大限に生かしていかなければならない。そしてあと数戦すれば、必ずやそのチャンスがやってくると信じているよ」
■5番目のチームが選手権2位「かなりクレイジー」
ライバルチームが信頼性の問題を抱えている中、メルセデスF1はスピードが足りないものの信頼性の高さを見せ、確実にフィニッシュしている。
「今週末、僕たちはレッドブルとフェラーリ、マクラーレン、アルピーヌに次ぐ5番目に速いチームなのに、今は3番手で表彰台に立ち、そしてチャンピオンシップでは2番手につけているんだ。かなりクレイジーだよね」
「だけどこれもゲームの一部であり、スポーツの一部なんだ。自分の思い通りになることもあれば、そうでないこともある。僕はこれまで何度もどちらも経験してきたし、それがモータースポーツの一部なんだ」
■フェラーリやレッドブルとはまったく差が縮まっていない
自身はランキング2位につけているものの、ライバル勢との差はまったく縮まっていないという。
「でも、ラップタイムを見れば、僕の右隣にいる彼ら(ペレスとルクレール)との差はまったく縮まっていないし、やるべきことがたくさんあるのは分かっている」
「そして、そこに到達できると信じている」
「クルマにポテンシャルがあることは分かっているし、そのパフォーマンスを引き出すためにやるべきことはたくさんある。一晩でどうにかなるものではないし、次のレースでどうにかなるものでもないけど、いずれはそうなると思っている。当面は、今日のような結果を出せれば、競争に勝ち残ることができるよ」