マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の父であり、自身も元F1ドライバーであったヨス・フェルスタッペンが、息子とルイス・ハミルトンがチームメートとして戦うことになっても何も問題はないと語った。
実際のところ、ハミルトンとフェルスタッペンが将来チームメートとなる可能性は極めて低いと考えられている。しかし、ヨスはもしそれが実現したならば「私は拍手するだけだ」と語り、次のように付け加えた。
「そうなればはっきりするんじゃないかな?」
ヨスは、23歳となった息子にはF1タイトルをとるだけの力はすでに十分過ぎるほどに整っていると母国オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように続けた。
「すでに3年前から彼はそういう状態になっていた」
「マックスは常に110パーセントのドライビングをしているんだ。結局のところ、クルマがどれほどよいのか悪いのかが全く分からないということさ。我々のクルマはフェラーリよりも劣っていたかもしれないんだ。その可能性はあるが、本当のところは誰にも分からない」
マックスは2021年シーズンには昨年までレーシングポイントで活躍していたセルジオ・ペレスを新チームメートに迎えることになる。2020年にチームメートを務めていたアレクサンダー・アルボンがフェルスタッペンに大きな差をつけられてしまったことが今回のドライバー交替につながったことは確かだ。
「唯一できることがあるとすれば、それはマックスとチームメートを比較することだ」
そう語ったヨスは次のように続けた。
「そして、アルボンはカートや下位カテゴリーにおいてはそれほど悪くなかったし、うまくやれていたんだ」
「だが、今年(2020年)の彼はマックスとの比較ではかなり問題を抱えてしまっていたね」
「マックスに関しては私の言う通りなんだ。彼はものすごく強い。自分のチームメートに対してもね」
「だが、ハミルトンはメルセデスですごくうまくいっている。マクラーレンにいたときは彼も何年かうまくいっていなかった。チャンピオンチームとチャンピオンマシンを手にしていなければF1チャンピオンにはなれないんだ」
そう主張した48歳のヨスは次のように付け加えた。
「こういうふうに言っておこう。私はマックスが彼のチームメートになってもかまわない。それはすごくいいことだと思うし、世界中がそれを待ち望んでいると思うよ」