元F1ドライバーのデビッド・クルサードが、2020年F1シーズンはレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンにとって極めて重要なものとなるだろうと語った。
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2005年から4年間にわたってレッドブルのドライバーを務めたスコットランド出身のクルサードは、フェルスタッペンの母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に対し、フェルスタッペンが2020年シーズンを最後にレッドブルを去る可能性もあると次のように語った。
「マックスは最高レベルのドライバーの1人だよ。だが、彼はこれまでクルマによる制約を受けてきていた」
「もし、フェルスタッペン、ハミルトン、そしてルクレールがドライブするクルマがほぼ同等の力を持つものであればエキサイティングな戦いが見られるだろうし、それはF1にとっても素晴らしいことだよ」
「だが、過去6年にわたってメルセデスが最強のクルマを手にしていた。私もマックスがレッドブルにとどまって欲しいと本当に思っているが、もし2020年にレッドブルとホンダがタイトル争いにからめなければ、彼がほかのチームに移籍したいと思ったとしてもそのことを理解できるよ」
現在はイギリスのテレビ局でコメンテイターを務めている48歳のクルサードはそう語ると、次のように付け加えた。
「彼らにとっては非常に重要な年になるだろうね」
2015年に17歳でレッドブルのジュニアチームであるトロロッソでF1デビューを飾り、これまでに数々のF1最年少記録を塗り替えてきたフェルスタッペンだが、23歳の誕生日を9月に迎える2020年がF1最年少チャンピオン記録更新の最後のチャンスとなる。